Terima kasih

〜社会人トラベラーの世界放浪記〜

Saudi Aramcoの博物館「Energy Exhibit」へ行く

f:id:HIROO757:20200516135002j:plain

*2019年12月末時点での情報です。

 

ダンマーム滞在は1日のみで翌日にはリヤドへ行く予定だった。

折角のサウジなので街歩きを楽しもうと思ったが昼過ぎに人の姿は皆無。

お店も開いてないし特にこれといった観光スポットもなく行く当てもなかったので結局、ダンマームの中心から少し離れた Saudi AramcoのEnergy Exhibit へ行くことに。

 

私の中でのサウジの企業と言えば、トヨタの代理店のALJ(Abdul Latif Jameel Motors)、サウジアラビア航空、Saudi Aramcoくらいだ。渡航前に丁度上場したのもあってニュースでよく目にしていたので社会科見学のいい機会だと思い行くことにした。今回はその内容に関してまとめていく。

 

Energy Exhibitへの行き方

市内のスーパーで買い出しをしてUBERを配車。昼頃の市内にはUBERが結構走っているので10分以内に配車出来ると思う。

ナンバープレートを確認してアラビア語であいさつをして乗車。

f:id:HIROO757:20200516135723j:plain

「ビジネスで来たのか?」と聞かれ「旅行だよ」と言うと驚かれた。

まあビザが解禁になってそんなに経っていなかったし日本人ビジネスマンが多い場所だしそう思われても仕方がない。

渋滞無しで走って約30分位で到着。(約¥1,000) 地図上だと近く見えても意外に距離があるなあと実感。

 

敷地内に入るのがなかなか曲者でドライバーと一緒に迷ってしまった。

まずセキュリティーゲートを2回ほど通る。2回目のところは完全敷地内だったがパスポートを見せて博物館に行きたい旨を伝えると最初は不審がられたが笑顔で通してくれた。

その後もナビに従って移動すると、施設が目の前に見えるのに門が閉まっていて行けない。

ドライバーも嫌気がさしている様子が伝わってきたがもう少し頑張ってくれと心の中でつぶやく。来た道を戻って別の道へ入り、しばらく走ってやっと到着。

 

従業員用の駐車場かEnergy Exhibit横にあるモスクの前で降ろしてもらうと良いだろう。

迷いながらも無事運んでくれたドライバーの高評価を送信して施設内に。

 

よく考えたら素人のドライバーに「川崎の工場内の○○に行ってくれ」という様な感じだなあ日本で考えると。無理難題で申し訳なかったがUBERでないと市内からここまで来られない。

 

この施設が無料とは!!

駐車場から歩いていくと白い大きな建物が見える。そこがEnergy Exhibit。

エントランスから入って荷物検査をして館内へ。入場料は無料。

f:id:HIROO757:20200516141602j:plain

 

館内は様々なアトラクション・展示があって大人も子供楽しめる内容になっている。

入ってすぐのところには大きなオペレーションセンターの様なものがある。

ここでは船を港に着岸させるゲームが出来る。(着岸とは言っても指でタンカーを港に導くだけの単純なもの)

内容によってそれぞれ区画が異なっている。

掘削作業をする際のドリルの展示、ドリルで穴を掘りながらポイントを貯めていくゲーム、様々なオイルの種類を展示などサウジの石油の歴史など内容は非常に充実している。(アラビア語と英語のみ)。

英語が得意な人は展示の説明がスラスラ読めるかと思うが、専門的な単語も多いのでじっくり読んで、体験もしたら2時間半はかかるかなと思う。しかし見学者はほぼいないので自分のペースで見て回れるだろう。

私の様な素人者がつらつらと石油やらサウジのオイル事情をここで書いても有識者から指摘をうけそうなので写真をぜひ見て頂きたいと思う。

f:id:HIROO757:20200516135000j:plain

f:id:HIROO757:20200516135021j:plain

f:id:HIROO757:20200516135005j:plain

f:id:HIROO757:20200516135015j:plain

f:id:HIROO757:20200516141500j:plain

f:id:HIROO757:20200516141440j:plain

f:id:HIROO757:20200516141444j:plain

 

博物館以外の見どころ

  • 土産屋とスタバ

展示スペースの下のフロアにはスタバと小さいお土産屋さんがある。スタバではご当地マグカップも売っていた。(リヤドのみ) 

小さいお土産屋さんにはあまり種類は無いがここでしか買えないようなグッズがあった。

後述するIthraという同じ敷地内にある特徴ある建物のグッズが大半。スマホケースやファイル、文房具などあったが特に思い入れもないので購入せず。あとは皇太子関連のキーホルダーなどのグッズ。どうせならSaudi Aramcoの帽子とかシャツが欲しかったな….

 

  • Ithraの建物

博物館を出て大きなサウジ国旗が見える方向に進むといびつな形をした岩のような建物が見える。それがIthraでありアミューズメント的な施設が中にはあるらしい(?)

事前予約で入場できたみたいだが今回は入れず。きれいな建物なので広場で休憩がてら見てみるのもありだろう。住商の方が分かりやすい記事をまとめているのでご参照頂きたい。

アルホバル/サウジアラビア ~石油の町からの脱皮~2019年11月8日 サウジアラビア住友商事会社 石原敦也氏https://www.scgr.co.jp/globalnetwork/middleeast/2019110840318/

f:id:HIROO757:20200516135008j:plain

f:id:HIROO757:20200516135003j:plain

 

  • 大きなサウジ国旗

Ithraの前にある広場に大きなサウジ国旗が掲揚されている。敷地内であればどこから見てもその姿は確認できるだろう。ずっと見ていても何かが起きるわけではないが、大きな旗が優雅に風に靡いているのを見るのも気持ちが安らいで良いのではないかな。

f:id:HIROO757:20200516134958j:plain

 

帰るのも一苦労

なんだかんだ3時間ぐらい見学もしてしまった。

観光客も全くいなくて私が行ったときはほぼ貸し切りでスタッフの方が多いくらいだった。

 

夕方5時くらいになってダンマーム市内に戻ることに。交通機関は何もない(はず)なのでまたUBERを呼ぶことに。

Saudi Aramco周辺は夕方でも台数が非常に少なかったので早めに配車依頼を流しておいた方がいい。最悪、配車してくれる車が無い・遠くにいるから到着まで時間がかかる可能性が有る。

私のときは周辺に4台いて2台にリクエストを断られた。3台目にしてやっと敷地周辺まで来たのだがまた迷子に。目の前で到着時に阻まれたフェンスに立ち往生するドライバーが見えるが何もできずもどかしい思い。チャットでやり取りをしながら無事到着。配車リクエストを受理されてからここまで約30分かかった。

その後は100キロで飛ばしながら20分くらいでダンマーム市内に到着。

6時くらいに市内に到着してダンマームでの目的は終了。

 

まとめ

今後、バーレーン⇒ダンマームという行程で行かれる方の参考になればと思い情報をまとめさせて頂いた。

今後サウジ国内の観光業が発展したとしてもここまでの公共交通機関は結ばれないような気がするので暫くはUBERの利用が主になると思う。

日本のメーカーの様に工場見学などを行って現場を見ることが出来れば更にダンマームの魅力が深まるのではないかと思った限りである。

 

バーレーンからサウジアラビアへ

f:id:HIROO757:20200320122539j:plain

*2019年12月末時点での情報です。

 

ご無沙汰しております。

最近のコロナウイルスの影響で自粛ばかりで気が滅入ってしまい少しでも「旅心」を忘れないために時間がある今のうちにブログを更新しようと思い重い腰を上げたました。約3か月遅れの記事….

 

今回はバーレーンのマナマからサウジアラビアのダンマームまで移動した際の記事を残していく。コロナが落ち着いて、皆さんが旅行に行きだす際に参考になれば嬉しいなと思っています。

 

 

マナーマの宿泊先

今回は Gulf gate Hotel に宿泊した。

サウジ行きのSAPTCOのバス発着場所まで徒歩で約1分という好立地。プールもあり部屋も広々していて快適だった。

空港からのバスも近くのバスロータリーに到着するから仮に大きな荷物を持っていても移動が楽だろう。マナーマスークなどごちゃごちゃしたエリアも徒歩圏内で観光には便利。

予約はBooking.comから行った。1泊1室(朝食無し)で¥4,990 *タオルやアメニティはある。

 

メリット

  • バスターミナル激近
  • きれいで清潔。スタッフも丁寧な対応
  • マナーマスークなど徒歩圏内。頑張ればThe Avenuesショッピングモールまで歩ける。
  • 近くに小さなマーケットあり

デメリット

  • 窓のカギが掛からなかった
  • 若干高い(許容範囲だったが)

f:id:HIROO757:20200320122440j:plain

f:id:HIROO757:20200320122408j:plain

f:id:HIROO757:20200320123306j:plain

f:id:HIROO757:20200320123347j:plain


バスチケットの買い方から乗車まで

バスの時刻表は TRANS WORLD TRAVEL という旅行会社のオフィス内に書いてあるので前日にチェックしに行くといいだろう。

アラビア語表記のみだったのでスタッフに口頭でチェックした方がいい。

因みに前日にバスのチケットを購入しようと思ったが「満席にならないから大丈夫。出発の30分前に来い」と言われた。その言葉を信じず45分ぐらい前にオフィスへ。(日本人らしいですね)

f:id:HIROO757:20200320123406j:plain

10時00分発のバスに乗ることにしてチケットを購入。パスポートなどを出して手続きを行ってくれる。

バーレーンの通貨で払うとサウジのお金でお釣りをくれるのでレートはほぼ適正。スタッフはサウジ人かバーレーン人か分からないが英語はあまり得意ではなかったかな。

 

出発の20分前ぐらいにバスへの乗車開始。オフィス内にトイレがあるので済ませておく方が無難かな。ちなみにバスにトイレは無かった。

お客さんはほぼ男性で女性は1名だけ。15人ぐらいはいたかと思う。そのうち外国人は欧米系のバックパッカーが2名と日本人の私のみだった。

 

f:id:HIROO757:20200320122456j:plain

 

出発~出国・入国

バスは定刻の10分遅れ位で出発。

少し走ると海が見えてきて、サウジに向かうワクワク感も相まって旅情を駆り立てられる。

席はどちら側に座っても海が見えるので是非窓側に座ってほしい。

 

しばらくして国境へ到着。バーレーンの出国はサクッと終了し、続いてバスでサウジの入国へ。今まで以上にワクワクと緊張が入り混じった入国審査。

f:id:HIROO757:20200320122410j:plain

まずはパスポートとビザのチェックをされ問題ないと隣の建物へ行けと言われる。オンラインで取得したビザはカラーで印刷しておいた方がスムーズだと思う。

他の外国人と一緒に徒歩で移動し、また別のカウンターでパスポートを提出。呼ばれるまでに10分ぐらい待たされる。冷房が強かったので上着を羽織っておいた方が無難。

名前を呼ばれると指紋と顔写真を取られる。キャノンの一眼レフで顔写真を撮られて、指紋は全く読み取れず何回もやり直した。

一通りの作業が終わるとバスに戻る様に指示。ここでトイレに行くことができるので行っておいた方が良い。国境到着からここまで約30分。

そのあとは荷物の検査。トランクに積んであるものも全てエックス線へ流すのだが全員が荷物下したのに人がいなくて15分ぐらい待たされ突然機械が動き出して荷物検査。ただ通しただけで何もチェックしていないような感じ。

全員がバスに乗り込むと無事出発。晴れてサウジアラビアに入国です。

f:id:HIROO757:20200320122431j:plain

 

ダンマーム到着

国境を出発したバスはアル・コバールを経由してダンマームへ。ペルシャ湾の青さとひっそりと建っている白いモスクのコントラストが実に素晴らしく信号で止まっているときに見入ってしまった。

f:id:HIROO757:20200320122415j:plain

バスはバーレン出発から2時間ぐらいでダンマームのSAPTCOのバスターミナルに到着。

意外に時間がかかったしサウジ入国がスムーズだったらもっと短縮されるのかなと思う。

 

ターミナルは現地の人でごった返していて熱気に圧倒される。丁度リヤド行きのバスが出る前だったみたい。ここでも女性の姿は見えない。

出口にはタクシーの客引きが声をかけてくるが断ればすぐ引いてくれる。ウズベキスタンのタクシードライバーとはえらい違いだ。タシケントの空港はしんどかった。

ホテルは近くに取っていたので徒歩で向かう。

 

ダンマームの宿泊先

ダンマームでは Ruoof furnished residential units に宿泊。

バスターミナルからは直線で歩いて5分ほどだが、道が広いのと照り付ける太陽で歩くのがだいぶしんどかった。日光を遮るものは皆無だからサングラス必須。

この時点で気温28度。冬の日本から来た自分にはだいぶしんどい。

 

同じような建物が多いがホテルのフロントが外から見えるからすぐわかるだろう。ホテル名も窓に書いてある。

マナマから一緒にバスに乗ってきたドイツ人と一緒にチェックイン。仕事の休みでサウジに来るとかだいぶコアな人だなあ。(お前が言うなですね)

部屋はベッドも大きくてシャワースペースも広い。冷房もちゃんと効いてて助かった。

Booking.comから予約。1泊1室(朝食なし)約¥3,500 *アメニティありf:id:HIROO757:20200320122424j:plain

メリット

  • バスターミナルから徒歩圏内

  • 街中まで歩いて行ける

  • 部屋が広い。ベッドが大きい

デメリット

  • 水圧が弱い。暑い日にあの水圧はなかなかしんどい

  • 周りにスーパーや飲食店が皆無。到着時はバーレーンで事前購入がベター

  • WIFIが不安定。

 

まとめ

今回はバーレーン(マナマ)⇒サウジアラビア(ダンマーム)の移動に関してまとめた。

尚、冒頭にも書いたがこちらは2019年12月末の情報なので逐一最新の情報をご自身でご確認下さい。

次回はダンマーム市内を散策した様子を残していく。

 

[バーレーン] ムハラク地区を散策する

f:id:HIROO757:20200104142105j:plain
今回はバーレーン空港があるムハラク地区を散策した記事を残していきたいと思う。

湾岸諸国の中でも下町の雰囲気が残っているとのことで町歩きが楽しかった。
 

ムハラク地区へのアクセス方法

バーレン空港からムハラク地区とマナーマまでの移動はバスが便利だ。

到着ゲートを出てから右側に出るとバス停があり、A1バスに乗るとムハラク地区とマナーマ迄行くことができる。

f:id:HIROO757:20200104142827j:plain

バスの乗車カードは到着デートを出て外に出る前にある上に登るエスカレーターの裏側(外側を向いている赤色のマシン)で買うことができる。(下記画像参照)

英語対応をしているので安心。

f:id:HIROO757:20200104142815j:plain

金額は滞在日数と乗車頻度に合わせて購入すれば良いだろう。

私は11BAH(デポジット込み)で購入したが結局2回しか乗らなかったので余ってしまった。

 

空港からムハラク地区のバス停までは10分ほどで到着。

バス停の位置は Muharraq Terminal 3 か Muharaq Terminal 4 でグーグルマップを検索すれば出てくる。

降りた瞬間、心地良い海風が吹き過ごしやすいなあと思った。

 

ムハラク地区を散策

早速町歩きを始める。

地球の歩き方とGoogle Mapで観光地を調べてきたけど、町歩きをして人と触れ合う方が好きなのでひたすら歩き回る。

f:id:HIROO757:20200104143547j:plain

ストリートの入り口がこんな感じ。いろいろごちゃごちゃしていてなかなかインパクトが強い。

 

メインストリートから適当な裏路地に入る。

ブラブラしていると知らないおじさんに声をかけられた。英語もうまかったし色々話しているとおじさんの後ろに写っているカフェはなかなか古いらしくて 内装も昔のままで残しているそうだ。

f:id:HIROO757:20200104143711j:plain

ローカルのおじちゃん達しかいないがお邪魔させてもらう。

f:id:HIROO757:20200104143745j:plain

おっちゃんが昼寝してたり、インド人達がボードゲームをしていたり、テレビからメッカの映像が流れていたりこのローカル感がたまらなかった。

手持ちぶたさなので何かドリンクを注文しようとすると別のおじちゃんに声をかけられる。

「日本から来た」というと「Welcome Bahrain!」と言われ知らぬ間にチャイをご馳走になる。(写真左のおじちゃん)

f:id:HIROO757:20200104143739j:plain

日本から来たと言うといい印象を持ってもらえることが多くの国であったが、やはり自分の国がいい評価を得ているのは誇らしく感じる。

 

20分ぐらいまったりしていると長老みたいなおじいちゃんが来て「写真を消せ!!」と注意されてしまった。なので店内の写真はおじちゃんが昼寝している写真しかありません....

しかし中々居心地は良いので休憩がてら訪れてみるのも良いだろう。

店員は少しの英語ができるが他の人が飲んでいるのを注文する方が無難かと思う。

値段はおじちゃんに払ってもらったので分かりません...

f:id:HIROO757:20200104143743j:plain

 

その後も散策を続けるがバングラ人とインド人が非常に多い。

注意書きも様々な言語で書いてあり面白い。

f:id:HIROO757:20200104143707j:plain

求人票があったり

f:id:HIROO757:20200104145330j:plain

バーレーンがサッカー優勝したからVictory Fairなのか?

f:id:HIROO757:20200104145357j:plain

ハム太郎レストラン。日本好きのオーナーがやっているのかな。

f:id:HIROO757:20200104145343j:plain

チャーミングなアートがあったり

f:id:HIROO757:20200104150132j:plain

ハイクオリティーなアートがあったり

f:id:HIROO757:20200104145858j:plain

街中の散策中はあまり人に声をかけられることは少なかったがローカルな雰囲気が感じられて非常に楽しかった。

 

ムハラク地区でランチ

機内食を食べてから相当な時間が経っていた上に歩いたからお腹が減った。

マナーマまで出ても良いがバス待ちに何分かかるか分からなかったのでムハラク地区で食事をすることに。

バス停近くのインド料理屋 Maqloba Traditional Restaurant でランチ。

英語メニューありで店員も英語は通じる。

f:id:HIROO757:20200104150207j:plain

今回はチキンビリヤニを注文。1人前でお値段1.50BAH (約435円(1BAH 230円計算))

量も程よくて美味しかった。

f:id:HIROO757:20200104150208j:plain

外観が木目調でおしゃれな雰囲気が漂っているので分かりやすい。

バス停から歩いて3分ほどの距離にある。

 

食後はバスに乗ってマナーマまで移動。

渋滞なしで15分ほどで終点のManama Terminalに到着した。

 

まとめ

今回はムハラク地区を散策した様子を記事にした。

荷物が少ない人は空港からマナーマへ移動する間に寄ってみても良いだろう。ローカルな人々の生活に触れることができる。

 

次回はマナーマの町歩きを書いていく。

[搭乗記]成田➡︎︎ドバイ➡︎バーレン EK319&CX745

*2019年12月下旬現在の情報となります*

f:id:HIROO757:20200104134647j:plain

久しぶりのブログ更新になってしまった。

2019年はブルネイ、ウズベキスタン、韓国を訪れたが記事に残すほどの事ではなかった
ため更新を止めてしまった。

しかし12月にサウジアラビアとバーレーンを10日間訪れて様々な新鮮な体験をしたので改めてブログに残したいと思う。

 

今回はEK319 成田➡︎ドバイ、CX745 ドバイ➡︎バーレンの搭乗記を残しておく。

特にドバイ➡︎バーレーンでの荷物スルーができるか否かを重点的に書いていく。

初めからEKと提携しているフライドドバイで取る人やドバイに入国して観光してから移動する人は問題無い 。

あくまでもドバイまでエミレーツで行き、ドバイ➡︎バーレーンはキャセイパシフィックを利用する人向けであることをご承知置き頂きたい。

 

EKとCXの荷物スルーに関して

今回の旅程に際してネックだった点が1点ある。

それはドバイで受託手荷物をアップするか否かという点である。

 

今後、バックパッカーやスーツケースで旅行をする人でサウジに直接行かずにバーレーンも寄ろうという方が出てくる可能性があると思っている。

仮にドバイで荷物をアップしなくてはならない場合は一旦入国しなくてはならず、パキスタンやインドからのフライトが被った場合は入国はカオスになって確実に乗り継ぎに間に合わない可能性がある。(T3からT1への移動が伴うため)

バーレーン行きのCXを逃すと高いフライドドバイやガルフエアでとり直さなくてはならないのでそれは避けたい。 

 

急ぐ理由は下記のスケジュールを御参照頂ければ分かるだろう。

EK319 DXB着 6:00AM (T3着)

CX745   DXB発 8:15AM (T1発)搭乗開始 7:45AM

あの馬鹿広い空港を移動して、且つターミナル移動も伴うと大幅な時間がかかることをドバイ空港を利用したことがある人は分かるであろう。

 

EKの日本カスタマーセンターに問い合わせをする

まずエミレーツのカスタマーサービスに電話をして問い合わせる。

結論から言うと答えは「ドバイで入国して荷物のアップが必要」とのことだった。

EKとCXは提携をしているし出来無いはずはないと半信半疑で電話を切った。

 

CXとJALのカスタマーセンターに問い合わせをする

EKの回答に納得ができなかったのでキャセイパシフィックのカスタマーセンターにも同様の質問をする。

しかしこちらも同様に「NO」という回答。

EK同様にドバイでの入国が必要との回答だったが、あまり意図をわかっていない感じがした。

 

続いて成田➡︎ドバイのコードシェアをしているJALにも電話をしてみる。

恐らく管轄外だと思うが聞けるとこには聞いておいた方が良い。

答えは「他社運行便だから分からない」とのこと。

それはそうだなと思い電話を終えた。

 

搭乗当日を迎える

結局、毎回利用しているRIMOWAは持たずにアンダーアーマーのバックパックで行くことにした。10日間の旅にもかかわらずリュック1つとはなかなか厳しい。

 

成田空港へは東京駅からの1000円バスを利用。初めての利用だったがよく眠れるし安いし乗り換えも必要ないから大変楽だった。

 

EKカウンターが空いていたので早速チェックイン。

事前にオンラインチェックイン済みで座席指定済みだからサクッと終わった。

ドバイまでの航空券に合わせてドバイ➡︎バーレーンのCXのチケットも合わせてこちらで発券してもらう。これでドバイで改めて発券してもらう必要はなくなった。

 

終わり際にグランドスタッフから「預け入れ荷物はありますか?」と。

「ないです」と答えたところ、重さを測るように指示され、「お持ちのリュックですと7キロを超えているため持ち込みできません。貨物に回します」とのこと。

しかし以前確認したようにドバイでのピックアップをしていたら確実に間に合わない、だから荷物を減らして手荷物にできないかと交渉。

しかしGSの方が「バーレーンまで荷物はスルーできますよ」と言われ過去に同様の対応をしたことがあるとのこと。

 やっぱり現場の人が一番知っているなあと思いつつも、「EKとCXは提携しているので大丈夫です」との一言。

「やっぱり出来るのかい!」と内心ツッコミつつ、タグがBAH(バーレーン)までになっているのを確認。手荷物に回して身軽になる。余分な荷物の自宅への郵送費などがかからなくて良かったと思いつつ、情報の統一はして欲しいなあと思った限りである。

 

成田➡︎ドバイ➡︎バーレーン

成田➡︎ドバイのフライトは横が居なかったこともあり広々使えた。12時間のフライトでこれは大変助かる。

f:id:HIROO757:20200104135042j:plain 

ドバイの空港混雑の関係上、上空で30分待機で到着したのは6:45ぐらいになってしまった。7:00のフライトに乗り継ぐヨーロピアン女子2人と一緒にターミナルを走る。

f:id:HIROO757:20200104135050j:plain

乗り継ぎ時間は2時間15分あるがT3からT1への移動は初めてなので早足で移動。

バスも無事に乗れT1到着。結局出発が遅れ8:30ぐらいに出発。

 

ドバイから時差が1時間も取り8:40にバーレーンに到着した。

沖止めで到着したためターミナルまではバス移動だったがピストンで頻繁にバスは来ているので直ぐ到着。

f:id:HIROO757:20200104134645j:plain

ターミナルに到着してからしばらく歩くと入国審査のカウンターがある。並ぶ前に入国書類を書くカウンターがあるのでそこで紙をもらおう。みんなそこで書いているので直ぐ分かる。 入国審査も大混雑しており30分ぐらいかかって入国。

荷物のターンテーブルは回っておらずCXの荷物は全て床に並べており、無事自分のバックパックを発見。成田ぶりのおよそ15時間ぶりの再会となった。

f:id:HIROO757:20200104134642j:plain

まとめ

結論、預け入れ荷物はエミレーツからキャセイに変わってもバーレーンまで着く。

結局は現場に行かないと分からないなあと痛感した。

(バックパック1つで来たことを後々サウジで後悔することになる....)

 

次回はバーレーンかサウジの記事をまとめたいと思う。

 

【モロッコ】カサブランカ空港での飛行機撮影

 

f:id:HIROO757:20190119230749j:plain

私は飛行機が好きで就活の時はパイロット目指していたし、飛行機は乗るのも見るのも好きだ。特に海外の空港では必ず数時間前に到着して撮影会をしている。 

今回は完全に飛行機オタク向けだがご一読頂けたら嬉しいです。

 

 

カサブランカ市内から空港へ

フェズからカサブランカへは夜行バスで移動し約6時間弱で到着。

CTMのバスターミナルには朝7時半過ぎ到着したが相変わらず日が昇るのは遅い。

暗闇の中を移動するのはこりごりなので少し休憩してからカサポート駅へ。

途中懐かしきエルサレムの岩のドーム絵が。アラビア語は読めないが何を言いたいかは分かる。

f:id:HIROO757:20190119232313j:plain

父親の影響で映画「カサブランカ」を渡航前に見たが今回は観光の時間がないからお預け。次回はカサブランカとマラケシュに行きたいな。

 

駅では窓口で空港行きのチケットを購入。英語も通じるし問題はなかった。

購入後は駅構内のスターバックスでご当地タンブラーを購入。今まで殆どの国、都市で購入して置く場所がなくなっているのが水色の綺麗さに惹かれて購入。また増えてしまった、、、

 

f:id:HIROO757:20190119215258j:plain

しばらくしたら電車が入線。車両は古くもなく、新しくもなく。短距離なら問題ない快適さ。

f:id:HIROO757:20190119215813j:plain

 定刻通り出発。左に大西洋を見ながら暫く走り、途中で右に大きくカーブしてカサ・ボヤジャー駅に停車。数日前ここからフェズへ向かったのが懐かしい。

電車内はそれほど混んでおらず観光客とビジネスマンがチラホラという感じ。

 

カサブランカ国際空港に到着

カサポート駅から約40分弱でカサブランカ国際空港に到着。

電車の座席は自由席だから進行方向の前よりに乗車しておいたほうがいいかな。

というのも空港駅の出口は一箇所で手荷物検査があるので後方だと既に長蛇の列ができているから多少時間がかかる。

とは言っても手荷物検査が厳しく行われていたのは現地人が殆どで日本国籍はそんなにかからないであろう。

f:id:HIROO757:20190119231618j:plain

駅からエミレーツのチェックインカウンターまでは歩いて3分ぐらい。

空港がコンパクトにまとまっているのは本当に助かる。

チェックインカウンターは団体の韓国、中国人だらけで大混雑していたが事前にWEBチェックインを済ませていたからそちらのレーンに。待ち人数は3人位ですぐ完了。

ちなみに一番好きな空港はトルコのイスタンブール(IST)、アイスランドのレイキャビク、一番嫌いなのはドイツのミュンヘンだ。ミュンヘンはターミナルの作りが複雑で本当に訳がわからなかった印象がある。

 

制限エリアで飛行機撮影開始

チェックイン後は特に空港内に見所もなかったので出国。

飛行機オタクの自分には買い物よりも飛行機撮影が空港での過ごし方になるので足早に移動。

 

待ってましたと言わんばかりにお目当ての航空会社が。

早速目の前にロイヤルエアモロッコのスペマとエジプトエア。これぞ北アフリカという感じがする並び。

f:id:HIROO757:20190119232612j:plain

近々、ロイヤルエアモロッコがJALが加入するワンワールドに加入するとニュースがあったので今後、日本からヨーロッパを経由してモロッコに行く際に利用する方も増えるのではないかな。

今回は私はエミレーツのドバイ経由だったが、成田⇨ドバイ12時間 ドバイ⇨カサブランカ10時間弱 計22時間のフライト時間。いくら飛行機好きでもこの時間は流石にきつい。

f:id:HIROO757:20190119230653j:plain

窓にスモークがかかってないし逆光じゃないから絶好の撮影スポット。(写真のレベルはご愛嬌)

f:id:HIROO757:20190119233432j:plain

ランチを食べている間にロイヤルエアモロッコエクスプレスのATRが搭乗開始をしていたからすかさずパシャり。

 

この後は特にお目当ての機体も来なくて出発の約1時間前に搭乗開始。

エミレーツのA380は機体の大きさの関係上、カサブランカ空港ではゲートに入れず沖止め。隣のゲートにTKの777が居たけどあれでギリギリの大きさなのかな。

 

移動中も撮影会。バスの中のモロッカンおじさんに変な目で見られたけど気にせず。

f:id:HIROO757:20190119234713j:plain

ロイヤルエアモロッコの787とカタールの747-8という最高の並び。

f:id:HIROO757:20190119234644j:plain

ロイヤルエアモロッコの737と並走しながら 

f:id:HIROO757:20190119234909j:plain

 スポットに到着。

やっぱりA380は大きい。そしてCMN⇨DXB間は写真のドバイexpoのスペマでした。ちなみに帰りのドバイ⇨成田はWildlife Animalでスペマづくし。

f:id:HIROO757:20190119235809j:plain

 

今回は事前の座席指定で右側窓側を確保。

実は到着時にロイヤルエアモロッコの747がメンテナンスに入っているのを発見。行きは通路側で撮れなかったが、ジャンボ好きの自分にはその姿を必ず自分のカメラに収めたいと思っていた。

事前にFlight Rader24で午後のランウェイをチェック。右側なら見れると判断して座席指定。

定刻から15分遅れで出発。早速タキシング中に747のお尻が見えた。この時点で結構テンションが上がる。

f:id:HIROO757:20190120000418j:plain

タキシング中はランウェイ以外は見えず。途中ちらっとモロッコの787。

カサブランカ⇆アルジェ間はこの機体で運航しているみたいなのでいつかは乗ってみたい。

f:id:HIROO757:20190120000546j:plain

離陸は35Rから。エアアラビアとロイヤルエアモロッコの離陸を待って3番目の離陸。前方座席っていうのもあるけどA380はエンジン音が静かに感じるから乗り心地は良い。 

機体はランウェイの真ん中ぐらいの丁度良いところで離陸。右側にお目当ての747が見えて一人で興奮しながらシャッターを切る。

f:id:HIROO757:20190120000824j:plain

静かな機内にシャッター音が鳴り響くが御構い無しに連写。

欲を言えば機体の会社名英語の部分を撮りたかったがこれはどうにもならないが日本で撮影できない会社を撮れたから満足。

 

この後のフライトは爆睡で知らぬ間にドバイに到着。

帰りは部行きより数時間短いからメンタル的には非常に楽。

 

まとめ

今回の内容は完全に飛行機好き向けの情報になってしまったがコアな方向けに情報発信していけたらと思う。

 

次回からは過去の旅記事を書いていく。

 

 

 

【モロッコ】金曜日のシャウエンを歩く

 

f:id:HIROO757:20190112135818j:plain


前回の記事に続き今回もモロッコを訪れた際の記事を書いていく。

 

2018年の年末のモロッコ旅行では多くの旅人、特に女子旅で人気が上がっているシャウエンを訪れた。今回はフェズからの日帰り旅行。

また今回訪れたのはイスラム教の安息日の金曜日だったのだが、フェズやマラケシュでの金曜日の様子は多くの記事で書かれているが、検索をしても金曜日のシャウエンはどの様になっているかという情報がなかったので今回は今後訪れる人の為に記事に残しておく。

 

   

f:id:HIROO757:20190112140946j:plain

 

金曜日のシャウエン

結論から言うと、金曜日でもシャウエンは賑わっている。

観光客も多いし、空いているお店・レストランも多い。

そして何よりも写真を撮る人が殆どだと思うので街の綺麗さはいつ来ても変わらないであろう。だから週末だろうが平日だろうが気にすることなく写真を撮って楽しめる。

猫がモデルになってくれるから心配なし。

f:id:HIROO757:20190112141541j:plain 

f:id:HIROO757:20190112144217j:plain

 

シャウエンの街を歩く

前回の記事にも書いたがシャウエンにはとんでもなく朝早く到着してしまった。

町歩きを開始したのは朝の8時半過ぎ。日差しも山陰に隠れて全く無い。

少々暗くても地元民は休みでも朝が早い。子供が多いけど金曜日に学校があったのかな?

観光地の朝は地元の人の暮らしが見えて面白い。だから旅先では朝の8時にはもう町歩きをしている。

f:id:HIROO757:20190112144031j:plain

f:id:HIROO757:20190112144115j:plain

インスタグラマーの方のブログにも記載があったが早朝〜午前中に訪れることを強くお勧めする。

というのも午後になると観光客がどっと押し寄せて自分の好きなところで思う存分納得がいくまで写真を撮り直すという事ができなくなるらしい。(図々しい性格であれば大丈夫だが...笑)

確かにその通りだった。午後には観光客だらけで自分の撮りたい写真があまり撮れなく(撮りづらく)なった。

写真にこだわりのある方は早めに町歩きを始めておこう。せっかくアフリカまで来ているから帰国してから後悔するのも勿体無いしね。

f:id:HIROO757:20190112141844j:plain

f:id:HIROO757:20190112144524j:plain

インスタグラマーの記事を参考にして有名撮影スポットを優先的に回ったが朝9時半で中国人と日本人の女子が数名ちらほら。各々決めポーズをとって撮影会。

 

余談にはなるが国(国民性?)によって写真の撮り方・ポーズが異なるのが毎回見ていて面白い。

日本人は控えめなポーズ、中国・韓国人は顔や首、足の角度までこだわって何回も写真を撮りなおす(決まって連れの男性が色々な角度から撮っている)

欧米系の若い女性は片足の膝を曲げて、顔を傾けて手は腰のあたりにというのが多いように感じる。

あくまでも観光地に多くいる人々を見ての圧倒的な偏った考えだが、あながち間違っていないのではないかな。

国民性によって異なる写真のポーズの撮り方をまとめた記事・論文があったら是非とも拝見したい。

ちなみに留学中、アメリカ人の先生に言われのは「日本人はどこでもピースする」ということだ。

 

ぶらぶら街歩きをしては立ち止まってカメラのシャッターを切る。

青い街と言っても様々な青さがあるのがまた面白い。濃い青もあれば水色、スカイブルーなど。

f:id:HIROO757:20190112152516j:plain

途中男の子が声をかけてきて「写真を撮って」と。

背景の青い建物をバックにパシャり。(毎回の事だがこの後「金くれ」と言われる)

f:id:HIROO757:20190112143040j:plain

 迷路な街中を彷徨って途中おっさんみたいな猫に出会って。

f:id:HIROO757:20190112144943j:plain

シャウエンの街が一望できる山の上のスペインモスクに行くことに。

 川沿いの登山口からプチ登山開始。麓からモスクまでは大体20分ぐらい。

緩やかな道だが無舗装なのでしっかりとした靴が必要だろう。

頂上からの景色はこんな感じ。山登りしている間に日が昇ってくれて丁度いい感じに暖かくなってきた。

f:id:HIROO757:20190112145930j:plain

f:id:HIROO757:20190112150055j:plain

30分ぐらい休んで下山。

この時点で昼の1時過ぎ。段々と観光客が増えてガヤガヤしてきた。

お腹も空いたことだしレストランで「レモンチキンタジン」を注文。

ツーリスティクなお店だけど値段は600円ぐらい。ミントティーも頼んで1,000円いかないぐらいでした。量も多くて満足。日本だったらもっと高いだろうしね。

f:id:HIROO757:20190112150827j:plain

食後は運動がてら町歩きをして中心地のホテルのロビーで休憩。

トイレもあってなんと無料wifiもあって小休止には最適。

下記リンクがそのホテル。

(Hotel Parador - Chechaouen, MA

 

町歩き後はバスターミナルまで行き17時台のフェズ行きで4時間かけて戻った。

 

まとめ

今回は写真中心に記事をまとめてみた。

そして金曜日のシャウエンは賑わっていてフェズの様にほとんどの店がクローズしているということは無い。

だから心置きなくシャウエンの青さを楽しんで頂けたらと思う。

f:id:HIROO757:20190112151632j:plain

f:id:HIROO757:20190112151721j:plain

Hiro #3

【モロッコ】フェズ⇨シャウエン CTM深夜バス利用と失敗談

f:id:HIROO757:20190105234130j:plain

 

2018年12月25日〜12月30日までモロッコを訪れた。

短期間だったがモロッコを訪れる旅人がほぼ向かうであろう迷宮都市フェズと「インスタ女子」に流行りの青い街シャウエンを訪れた。

多くのバックパッカーの方々がこの区間の移動に関してまとめているが、深夜に移動したという人の記事は見かけなかったのでまとめておく。

 

モロッコ国営バスCTMについて

既に多くの旅人の皆さんが書いているが、モロッコには民営バスと国営のCTMの2択がある。今回は私もCTMを利用した。

www.ctm.ma

 

チケットの予約

フェズ〜シャウエン間は「地球の歩き方」にも書いてあるが事前予約をオススメする。

私は渡航一週間前に予約をしたがその時点で朝・夕方便は満席だった。

その為シャウエンに早朝3:50に着く便にしたのだが、これがミスの始まりだった。

 

下記画像が2019年1月5日時点のフェズ⇨シャウエン間の時刻表。当然ながら時刻表は都度変わるのでご自身でチェックして頂けたらと思う。

Completはアプリ上は満席という意味。現地での枠がどのくらい残っているかは不明。

f:id:HIROO757:20190105205820j:plain

尚、予約はCTMのアプリ(フランス語・アラビア語のみ)で行った。

アプリでの予約方法は他の旅人が書いているので参考にして頂ければと思う。

(「フェズ シャウエン バス アプリ」で検索すればヒットする)

 

アプリでの予約完了時にQRコード付きの画像が出てくるのでスクショをしておく事をオススメする。

こちらの画像を見せるだけで乗車が出来る。

(下記添付の画像はフェズ〜カサブランカ間での予約時の情報)

f:id:HIROO757:20190105211738j:plain

仮にスクショを忘れてしまってもPayment Code、Reservation No. 予約者名などを把握していれば現地でチケットは受け取れるが、不安な人は現地にメールで問い合わせるのもありだろう。

私はCTMアプリのContact(下記画像メールアイコン) から現地へ英語で問い合わせをしたところ、数時間以内に英文メールで返信が来ていた。対応も迅速でオススメ。

f:id:HIROO757:20190105210244j:plain

 

23:45発シャウエン行きバスに乗車

バスターミナルの場所、乗車方法などは多くの方々が書いているので割愛させて頂く。

 

先述したが今回はフェズ23:45発 シャウエン翌3:50着の便を利用。

フェズ新市街のバスターミナルには23:00に到着。予約番号を伝えてチケットを受け取る。待合室は冬場は寒いので防寒具は必須。

またモロッコ全体に言えることだがトイレにペーパーがないので持参するのが無難だろう。

 

バスは定刻に出発した。

 

シャウエン到着 そして大誤算

フェズを出発したバスは途中休憩を挟みながら4:00にはシャウエンのバスターミナルに到着。

しかしここで大誤算が。

 

今まで観光地のバスターミナルといえば深夜でも殆どが開いていた。モロッコも観光大国なので開いているだろうという先入観があったが、到着してみるとまさかのクローズ。

全てのゲートが南京錠でロックされ、人がいる様子もなく中に入れない。

門を乗り越えて無理やり入るか。しかし不法侵入で捕まったら元も子もない。

 

乗ってきたバスも客待ちしてたタクシーもいなくなり一人きりに。

 

どうしようかと門の前を彷徨っていると、通りかかった運転手が「門が開くのは7:00だ」と一言。

続いて「近くのカフェが空いているから連れて行く。20DHでどうだ」と。

しかしこの男の車に乗り込むのも何があるかわからない。なら夜道を歩いてでも人がいるであろう旧市街に行くのが無難であろうと思い断った。(呆れ顔をされたが)

 

バスターミナルから旧市街へは坂道を登り約20分ほど。

夜道は野犬とたまに車は通るが人の姿は皆無。

しかも気温がとてつもなく低く寒い。

そして海外の夜道を歩くという恐怖心。

 

寒さ、恐怖心、焦りが作用して自然と早足になり、知らぬ間に旧市街へ到着。

メインのゲートの近くに灯りがともる売店があり、そこのおじさんへ近くにカフェがないか聞くがフランス語・アラビア語しか話せず。

なんとかジェスチャーで近くのお店を聞き出すも5:00時点で空いているわけもなく。他の売店で聞いても「空いてないね」の一言。

 

 

さてどうしたものかと最初に会った言葉が通じないおじさんの所に戻り困っている事を表情と身振り手振りで説明。

すると毛布を持ってきて手招きをしながら中に入れとジェスチャーをしている。

この売店であれば何かあってもすぐ外に出られるし、周りに何故か人がウロウロしていたから大丈夫だろうと判断してカウンターの中へ。

優しい現地のおじさんに助けられて早朝5:00〜7:00迄の間、売店の中で休ませてもらった。 売店には現地のお客さんが来ていたし終始ガヤガヤしていたし特に危険もなく、時折「地球の歩き方」のフランス語・アラビア語会話集のページを見せて雑談したりした。

 

7:00過ぎには向かいのカフェがオープンし朝食を食べておじさんにはお礼を言って観光へ向かった。

 

まとめ

今回は簡単にフェズ〜シャウエン間の深夜バスの情報と私の失敗談をまとめた。

 

多くの旅行者は日中に移動、シャウエンに滞在して次の日に観光をするという日程を組むであろう。(恐らくそれが普通の行程)

しかし今回は弾丸旅行で日数が足りなかったという点、そして深夜バスを運行しているという点で少なからず夜行便での移動を選択肢として検討する方もいるであろう。

 

余談になるが、留学中にアメリカのダラスでカウチサーフィンの主と夜の22時に連絡が取れなくなり、深夜24時過ぎまで彷徨うという愚行を犯していた。

最終的に近くのAirbnbの中国系アメリカ人家に宿泊し事なきを得た。

テキサスを彷徨うという何とも言い難い恐怖心(銃犯罪への恐怖)があったが、今回は誘拐・テロリストへの恐怖だった。訪れる前、モロッコ国内で北欧系のバックパッカーがテロリストによって誘拐・殺害された事件が起きていたというのも要因の一つ。

 

ダラスの件も今回の件も、たまたま運が良かったというだけであり、他の旅行者の方々には反面教師としてご参考にして頂ければと思う。 

特に旅慣れたが故の「先入観」には気をつけていきたいと思う。

 

併せてこの記事を読んだ読者の方には、海外のどの国においても深夜にうろつくということは必ず避けるべきであり、多大なリスクがあるのを改めて心の片隅にでも置いておいて頂ければ幸いです。

 f:id:HIROO757:20190105221349j:plain

 

Hiro #2