Saudi Aramcoの博物館「Energy Exhibit」へ行く
*2019年12月末時点での情報です。
ダンマーム滞在は1日のみで翌日にはリヤドへ行く予定だった。
折角のサウジなので街歩きを楽しもうと思ったが昼過ぎに人の姿は皆無。
お店も開いてないし特にこれといった観光スポットもなく行く当てもなかったので結局、ダンマームの中心から少し離れた Saudi AramcoのEnergy Exhibit へ行くことに。
私の中でのサウジの企業と言えば、トヨタの代理店のALJ(Abdul Latif Jameel Motors)、サウジアラビア航空、Saudi Aramcoくらいだ。渡航前に丁度上場したのもあってニュースでよく目にしていたので社会科見学のいい機会だと思い行くことにした。今回はその内容に関してまとめていく。
Energy Exhibitへの行き方
市内のスーパーで買い出しをしてUBERを配車。昼頃の市内にはUBERが結構走っているので10分以内に配車出来ると思う。
ナンバープレートを確認してアラビア語であいさつをして乗車。
「ビジネスで来たのか?」と聞かれ「旅行だよ」と言うと驚かれた。
まあビザが解禁になってそんなに経っていなかったし日本人ビジネスマンが多い場所だしそう思われても仕方がない。
渋滞無しで走って約30分位で到着。(約¥1,000) 地図上だと近く見えても意外に距離があるなあと実感。
敷地内に入るのがなかなか曲者でドライバーと一緒に迷ってしまった。
まずセキュリティーゲートを2回ほど通る。2回目のところは完全敷地内だったがパスポートを見せて博物館に行きたい旨を伝えると最初は不審がられたが笑顔で通してくれた。
その後もナビに従って移動すると、施設が目の前に見えるのに門が閉まっていて行けない。
ドライバーも嫌気がさしている様子が伝わってきたがもう少し頑張ってくれと心の中でつぶやく。来た道を戻って別の道へ入り、しばらく走ってやっと到着。
従業員用の駐車場かEnergy Exhibit横にあるモスクの前で降ろしてもらうと良いだろう。
迷いながらも無事運んでくれたドライバーの高評価を送信して施設内に。
よく考えたら素人のドライバーに「川崎の工場内の○○に行ってくれ」という様な感じだなあ日本で考えると。無理難題で申し訳なかったがUBERでないと市内からここまで来られない。
この施設が無料とは!!
駐車場から歩いていくと白い大きな建物が見える。そこがEnergy Exhibit。
エントランスから入って荷物検査をして館内へ。入場料は無料。
館内は様々なアトラクション・展示があって大人も子供楽しめる内容になっている。
入ってすぐのところには大きなオペレーションセンターの様なものがある。
ここでは船を港に着岸させるゲームが出来る。(着岸とは言っても指でタンカーを港に導くだけの単純なもの)
内容によってそれぞれ区画が異なっている。
掘削作業をする際のドリルの展示、ドリルで穴を掘りながらポイントを貯めていくゲーム、様々なオイルの種類を展示などサウジの石油の歴史など内容は非常に充実している。(アラビア語と英語のみ)。
英語が得意な人は展示の説明がスラスラ読めるかと思うが、専門的な単語も多いのでじっくり読んで、体験もしたら2時間半はかかるかなと思う。しかし見学者はほぼいないので自分のペースで見て回れるだろう。
私の様な素人者がつらつらと石油やらサウジのオイル事情をここで書いても有識者から指摘をうけそうなので写真をぜひ見て頂きたいと思う。
博物館以外の見どころ
- 土産屋とスタバ
展示スペースの下のフロアにはスタバと小さいお土産屋さんがある。スタバではご当地マグカップも売っていた。(リヤドのみ)
小さいお土産屋さんにはあまり種類は無いがここでしか買えないようなグッズがあった。
後述するIthraという同じ敷地内にある特徴ある建物のグッズが大半。スマホケースやファイル、文房具などあったが特に思い入れもないので購入せず。あとは皇太子関連のキーホルダーなどのグッズ。どうせならSaudi Aramcoの帽子とかシャツが欲しかったな….
- Ithraの建物
博物館を出て大きなサウジ国旗が見える方向に進むといびつな形をした岩のような建物が見える。それがIthraでありアミューズメント的な施設が中にはあるらしい(?)
事前予約で入場できたみたいだが今回は入れず。きれいな建物なので広場で休憩がてら見てみるのもありだろう。住商の方が分かりやすい記事をまとめているのでご参照頂きたい。
アルホバル/サウジアラビア ~石油の町からの脱皮~2019年11月8日 サウジアラビア住友商事会社 石原敦也氏https://www.scgr.co.jp/globalnetwork/middleeast/2019110840318/
- 大きなサウジ国旗
Ithraの前にある広場に大きなサウジ国旗が掲揚されている。敷地内であればどこから見てもその姿は確認できるだろう。ずっと見ていても何かが起きるわけではないが、大きな旗が優雅に風に靡いているのを見るのも気持ちが安らいで良いのではないかな。
帰るのも一苦労
なんだかんだ3時間ぐらい見学もしてしまった。
観光客も全くいなくて私が行ったときはほぼ貸し切りでスタッフの方が多いくらいだった。
夕方5時くらいになってダンマーム市内に戻ることに。交通機関は何もない(はず)なのでまたUBERを呼ぶことに。
Saudi Aramco周辺は夕方でも台数が非常に少なかったので早めに配車依頼を流しておいた方がいい。最悪、配車してくれる車が無い・遠くにいるから到着まで時間がかかる可能性が有る。
私のときは周辺に4台いて2台にリクエストを断られた。3台目にしてやっと敷地周辺まで来たのだがまた迷子に。目の前で到着時に阻まれたフェンスに立ち往生するドライバーが見えるが何もできずもどかしい思い。チャットでやり取りをしながら無事到着。配車リクエストを受理されてからここまで約30分かかった。
その後は100キロで飛ばしながら20分くらいでダンマーム市内に到着。
6時くらいに市内に到着してダンマームでの目的は終了。
まとめ
今後、バーレーン⇒ダンマームという行程で行かれる方の参考になればと思い情報をまとめさせて頂いた。
今後サウジ国内の観光業が発展したとしてもここまでの公共交通機関は結ばれないような気がするので暫くはUBERの利用が主になると思う。
日本のメーカーの様に工場見学などを行って現場を見ることが出来れば更にダンマームの魅力が深まるのではないかと思った限りである。